根付いた草花。

 

雨があがって、ふと見ると、毎年変わらず咲く花に

目がいきます。

 

この花は、3年ほど前に、美山かやぶき美術館で版画展をしてもらったとき、

観光案内所の近所で買い求めたものです。

 

イブキとい名が付いていた記憶があり、調べたら

イブキジャコウソウ、のようです。

 

ほんの小さな一株が、川の横の木の下で増えました。

 

高山植物ですが、平地でも育つようです。

 

 

一気に咲いた、タマスダレ。

 

毎年、少しづつ増えています。

 

 

万葉の草花、フジバカマ。

 

他の草木に負けず、根付いて、毎年咲きます。

 

我が家で残る草花は、放ったらかしでも耐える、強い花だと思います。

 

ありがとう、という言葉が、ふっと出てきます。

 

今朝は、岩田さんが、今年は成りがよくなかったのですが、ゴーヤを片付けていました。

 

その鉢に、次は何を植えようかなと話ししています。

 

今、手柄山温室植物園で絶滅危惧種展が開催でされていますが、

 

うちの庭で生き残る草花は、何と例えればいいのかなあ。

 

 

悲しいときにも。

 

三日前から縫っている、じつくんのゆかた。

 

どうも、つじつまが合わないところがあります。

 

昨夜も、和裁の本を読んでいたのですが。

 

和裁をされていた坪田さんのお宅に、教えてもらいに行かせてもらいました。

 

わたしの、一番年上の、90歳のお友だちです。

 

夏のあいだ、ご無沙汰していました、お元気かなと思って

 

顔も見たくてでかけたのです。

 

玄関を上がって居間へ入ったとたんです。

 

「わたしなあ、もう、落ち込んで、倒れとったんや」と坪田さん。

 

ふと見ると、仏壇の前に女性の写真があります。

 

次女の、63歳になる娘さんが8月6日に亡くなられて、

 

来週四十九日だそうです。

 

驚いて、一瞬、言葉が出ませんでした。

 

何ということやろう…。

 

子どもに先立たれる親の悲しさを思います。

 

岡山におられる長女さんが、妹さんをときおり見舞っておられたようですが、

 

「おかあちゃんには、入院したこと、言わんといて。

 

聞いたら、きっと病院に来るから。暑いときに来たら大変や」と妹さんが言われるので

 

知らせないままの急逝だったそうです。

 

「いきなり、死んだんや、と知らされて。

 

何のことかわからんと、頭が真っ白になって、気が狂うかと思ったわ」と。

 

病名も知らない、娘の死です。

 

お線香をあげさせてもらって、しばらく娘さんの話を聞かせてもらいました。

 

坪田さんは、少し年上のご主人と二人暮らし。

 

病院に通いながらも、お元気にされていますが、

 

お二人にとって、娘さんの死は、なんと辛いことでしょうか。

 

今日は、着物の縫いの質問はやめて帰ろうかなと思ったら、

 

坪田さんは、なんの、なんの、と言って、

 

居間にわたしが持っていった縫いかけの着物と本を広げて。

 

前にも書いたように、尺とセンチの違いをその都度確認しながら、

 

分からないところが、徐々にとけていきました。

 

その間にも、坪田さんの弟さんが来られたり、

 

もうすぐ妹さんが来られるとかで、

 

家族親戚の方は、坪田さんご夫婦を心配しておられるのです。

 

大体わかったので、荷物を片付けました。

 

前から話をしていたのですが、坪田さんに和裁を基本から

 

教わるのを、落ち着かれてから、と思ったのですが、

 

病院に行く以外はなんの用事もないし、気がまぎれるから、

 

来週から、うちにおいで、と坪田さんは言われました。

 

てるみさんから、じつくんにともらった反物を

 

一反持って行き、教えてもらうことになりました。

 

悲しい時も手を動かす。

 

どんなときだって、家族のごはんを作り、家事があります。

 

「運針もできんもんに、和裁は教えん!」とわたしに言った坪田さんです。

 

しかし。

 

来週は、指ぬきと道具を持って、一からです。

 

「人生は、何があるやらわからんなあ」と言うわたしに、

 

「ほんまになあ。でも気張っとかんとなあ」と坪田さん。

 

玄関で、わたしの車が見えなくなるまで、

 

手を振る坪田さん。

 

フロントガラスが曇って見えました。

 

 

 

 

わらび餅。

 

3時のおやつにわらび餅を作りました。

 

 

高田郁さんの、最新刊「花だより」みをつくし料理帖 特別巻を読みました。

 

愛子さんから、お父さんの誕生日祝いにと貰って、

 

岩田さんが読んですぐに、「はい、読んだで」、と渡されました。

 

シリーズが完結して4年の特別巻は、登場人物の、その後の奮闘と幸せがつづられています。

 

その中に、わらび餅が登場するのです。

 

蕨餅は、『岡太夫』、として書かれています。

 

それは何故、というのは、読む楽しみ、です。

 

岩田さんは、この本を電車の中で読んで、泣きそうになったとヘラへラつうしんに書いています。

 

みをつくし料理帖。

 

何故こうも胸打たれるのでしょう。

 

人情がしみじみ、あたたか。

 

そして励まされるのです。

 

巻末に、澪の料理帖があり蕨餅も出ています。

 

わたしは、ストックしていた、わらび粉で作りましたから、

 

本蕨ではありませんが、美味しくいただきました。

 

最終章で「食は、人の天なり」という文があり、

 

読みながら、わたしも、岩田さん同様、泣きました。

 

 

たしか、岩田さんが、神戸の海文堂書店で、

 

店長さんから高田郁さんの本を紹介されたような気がするのですが、

 

愛子さんが先だったか。

 

高田さんが、昔から、海文堂書店に、ご両親と一緒に通われていたという

 

エピソードは覚えています。

 

いずれにしても、いい本に出合えて感謝しています。

 

 

 

 

 

 

 

人と成る。

 

今日、お昼ごはんを用意していて、不意にぜんざいを作りました。

 

三時のおやつに。

 

お餅は、先日、岩田さんが買ってきてくれたのを。

 

じつくんが、焼き網で、お餅を焼いてくれました。

 

昨夜の林田の『米ギャラリー大手前』さんで、

 

岩田さんと、大手前ギャラリーの息子さんのリョウタロウさんの対談がありました。

 

ため池の講演のときに、聞きに来られていたリョウタロウさんから、

 

自身で編んだ『テクノの蝶』の冊子を岩田さんが貰って、とても感動したのが出会いのきっかけのようです。

 

話しの細かな内容や、本名を書くのを控えたいなと思いました。

 

県立大附属高校は播磨学園都市にあり、彼は卒業して大学一年生。

 

「大学での暮らしや学んだことを聞かせて欲しい」と岩田さんが言い、

 

お母さんが声をかけられて50人近い方たちが来られていました。

 

岩田さんが話の引き出し役です。

 

71歳と19歳の二人の話しです。

 

自分の興味ある生物に対する話しや、子どものころ、高校の時、そして今の暮らしを、

 

質問する岩田さんに対して、ハキハキ話しされる様子が清々しく、素敵な青年だなあ、と思いました。

 

魚に興味があるという話を受けて、

 

岩田さんが「人間への興味はあるか?」と聞きました。

 

「あります」と答えた彼に岩田さんは言いました。

 

「ぼくの師匠に聞いたんだけどな、成人式は、人と成る儀式だと。

 

ぼくは、71歳になっても、人と成れていない。人が嫌いだと思っていたが、

 

人が好きなんやなあと気がついた。19歳の頃、君のように、はっきり断定することは

 

出来なかったなあ。…かなあ?といった風で。

 

でも、19歳の君と71歳のじいさんが、こんなふうに話ししていることは、

 

これはもう、ありえない奇跡みたいなもんで。

 

本当に嬉しい。これから、四年。帰省したときに話を聞かせてくれるかなあ」と。

 

彼はそれを受けて下さるようです。楽しみです。

 

同席して下さった方々は、どう感じられたでしょうか。

 

岩田さんが、素晴らしい若者や、と言っていたとおり、

 

爽やかな感動をもらいました。

 

71歳と19歳。

 

しみじみ。

 

ときに笑いあり。

 

人と成れるのか、どうか。

 

いい時間でした。

 

播磨の絶滅危惧種展。

 

 

 

今日から播磨の絶滅危惧種展が、市立手柄山温室植物園で始まりました。30日迄です。

 

朝9時の開園に合わせて、岩田さんと一緒に行かせていただきました。

 

昨日、印刷製本したヘラヘラつうしん別冊のスケッチ集をお届けできました。

 

松本館長さん、職員の方々が待っていてくださって、展示を見させて頂きました。

 

沢山のスケッチを額に入れて、植物の前に展示してありました。昨年スケッチした植物で、今年にはないものもあるそうです。

 

生きている、ということは変化があるのですね。

 

松本館長さんの説明やお話が楽しく、植物が身近に

感じました。

 

 

このロッカクイは、兵庫県では、最近、初めて発見されたそうです。

 

それにしても、見たことがある植物が絶滅危惧種になっていることが驚きです。

 

ひとつづつ、育てられた植物園の方たちのご苦労と、

 

暑いさなか、毎日スケッチに通った、岩田さんの根気を感じました。

 

松本園長さんと岩田さんの共通点として、

 

植物が好きで興味が尽きないのでしょう。

 

二人の話を聞いていると、そう思います。

 

ゆっくり植物園の坂を下りながら、優しい気持ちになりました。

 

今から、林田のお米ギャラリー・大手前さんに行きます。

 

一日に二つの催しになりますので、そのことは、

 

また明日に書かせていただきます。

 

 

キャー!

 

朝5時すぎ。

 

ミンミンが、土間で、鳴いています。

 

見に行くと、口にネズミをくわえているではありませんか。

 

思わず、キャー!と叫んでしまいました。

 

くわえているネズミは、すでに死んでいます。

 

それをくわえて、どこかに持って行こうとするので、

 

とにかく、ネズミを放させて、土間の戸を閉めて、ミンミンが土間に入れないようにしました。

 

最近、ネズミが出没していることに気づいて、

 

ラットライスと忌避スプレーで対処したばかり。

 

 

田んぼが横にあるし、土間に、たまにネズミを見ます。

 

以前、ミンミンは、2匹も捕まえたことがあります。

 

ビーグルは猟犬なんだ、と再確認しました。

 

嗅覚もバツグンですから、今朝、吠え立てていたわけです。

 

うちには、ビーグルと愛子さんたちが飼っているミニチュアシュナイザ―がいます。

 

どちらも猟犬ですが、ビーグルは吠えて獲物を追い詰め、とどめはささないようです。

 

シュナウザーはトドメをさずのだと聞いたことがあります。

 

今朝も、ミンミンは見つけた、だけだと思います。

 

さて、ネズミの始末ですが。

 

普段なら自分でするところですが、気持ち悪くて、

 

起きていた岩田さんに、火箸で始末してもらいました。

 

朝から、騒がしいことでした。

 

 

 

災害列島。

 

今朝未明に、北海道に地震があったと、朝5時半のNHKニュースで知りました。

 

毎朝、散歩から戻ってニュースを見るのが常ですが、

 

今日はほっかい台風の被害のニュースだと思っていたら、

 

いきなりの北海道震度6強の地震、に驚きました。

 

十勝の友人のことが心配です。

 

電話よりも、メールがいいと思い、時間をおいて連絡しました。

 

「大きな被害はなかったけれど、北海道全域が停電で、

 

乳搾りが出来ず、牛さんが泣いています」と返事がありました。

 

本当にたいへんです。

 

今、手にした神戸新聞の夕刊に、地震の被害の横に関空の被害の記事が載っています。

 

連日の速報に、日本は、まさに災害列島だと思いました。

 

これから週末は大雨らしく、注意を促すニュースが流れています。

 

なんだか気持ちが落ち着きません。

 

何が出来るということでもないからでしょうか。

 

いま、岩田さんが1日3つの仕事から帰ってきました。

 

ランプさんのパンとお餅をテーブルの上にドン!

 

ヘラヘラつうしんを配りながら帰ってきたのでしょう、汗だくです。

 

さあて、ボンヤリしてたらダメですね、

 

夕飯の支度に取り掛かります。

 

今日のおかずは何?と岩田さんに聞かれ、

 

うん、あるもので作るわと答えましたが。

 

そうではなく、おいしいものを、作りますね。

 

まずは切り干し大根からです。

 

 

 

 

空。

 

今日5時半くらいの空です。

 

あまりに綺麗なので撮影しました。

 

雲の名前を調べてみました。

 

ひつじ雲ではないかな、と思いますが、間違いかもしれません。

 

雲が、まるで、羊の毛みたいだ、と思いました。

 

今日は縫いの日でした。

 

それぞれ、おうちの被害はなかったのでよかったね、と言い合いました。

 

台風一過の空は晴れて気持ち良く、窓から強い風が

 

入ってきますが、それも爽やか。

 

同じ空なのに、こうも違うのか、と思います。

 

牙をむいたような豪雨と暴風。

 

一体、空に何が起こっているのやら。

 

空が、昨日のことが嘘のように、静かに暮れていきます。

 

一刻一刻と空と雲の色が変わっていきます。

 

見とれて田んぼの前でしばし佇んでいました。

 

 

台風が抜けて。

 

午後2時ごろ、神戸に再上陸して、台風21号は北へ

 

抜けたようです。

 

昼から二階の部屋で障子を閉めて、本を読みながら昼寝をしていました。

 

風雨が強いけれど、夜に通過した先日の台風の方が怖かったです。

 

ちょうど岩田さんも昼寝から目覚め、ミンミンたちと一緒に

 

一階に下りました。

 

すると、居間のフローリングが水で濡れているではありませんか。

 

天井と鴨居も水漏れのあとがあります。

 

吹き降りのようです。

 

二階のわたしが居た和室は水漏れはありませんから。

 

場所からして、先日のアンテナ工事のとき、

 

クーラーの差し込み口からアンテナ線を入れておられたので、

 

そのときに多少の隙間があったのだと思うのですが。

 

アンテナ工事の次の日くらいに、前の台風がやってきたのですが、

 

その時は、雨風がさほど強くなかったので、吹き降りがなかったのかもしれません。

 

岩田さんが、後で見ると言ってくれています。

 

外周りは、飛んだものもなく、大した被害はないようです。

 

ニュースでは、神戸や関西空港で高波の被害があったようで、

 

最近の続く台風の恐ろしさを思います。

 

また風雨が強くなってきました。

 

今夜一晩は、まだ気が抜けません。

 

 

虹。  (8月21日のブログです。)

 

 

(今朝は台風間近でだんだん、風が強くなってきました。

朝、最近のブログを点検していたら、8月21日の文が抜けています。

何故か分かりません。たしかに書いたのですが。再度、投稿させていただきます。

今日は、ブログ二通になります。)

 

 

 

 

高校野球の決勝戦をゆっくり観戦しました。

 

桐蔭高校が大差で金足農高に勝ちました。

 

ヒット、ホームランで大量点が出るのを見ていると、

 

接戦を期待するだけに残念な気持ちでした。

 

金足農高は、出場校の中で唯一の公立農業高で、学校内に水田や家畜を

 

飼育していることや、3か月間は雪で外で練習ができないことを知りました。

 

野球部員が全員秋田出身であることや、

 

県の予選から同じメンバーで、甲子園でもナインは変わらず、

 

吉田投手は、予選から甲子園で、一人で投球したことには

 

すごいです。

 

決勝戦の5回に初めて投手交代になったとき、

 

ポジションが変わりましたが、9人のメンバーはそのまま。

 

監督の心を察しました。

 

かたや桐蔭高校は、3年間、監督と一緒に寝泊まりをして、

 

厳しい管理のもと練習をしていたようです。

 

野球のレベルが高いのは、全国から球児を集めるからでしょう。

 

それは、PL学園も一緒でした。

 

管理野球ということが頭をかすめました。

 

とはいえ、甲子園まで来た球児はどの人も、歯をくいしばって

 

練習と努力を重ねたことでしょう。

 

今日の甲子園の雰囲気は、負けた金足農高に対して

 

激励の拍手と声援が送られていたように思いました。

 

とことん見ようと思って、閉会式の最後まで見ました。

 

講評も、主催者の朝日新聞社社長の閉会の言葉も

 

素晴らしいものでした。

 

そのとき、虹がかかりました。

 

アナウンサーも「これは奇蹟です!」と興奮して言いましたが、

 

若者たちの熱い闘いを祝福するような虹だなあと思いました。

 

爽やかな感動をたくさんもらった高校野球でした。

 

夏も終わりですね。