城崎

 

 

城崎と言えば、外湯めぐりですが、今回は旅館でゆっくりして、行っても、一つ二つ、と思っていました。

 

岩田さんが旅館の近所にある、まんだら湯に行きたいなと言いました。

夕食の前に散策した時に、温泉に入っておけばよかったんですが、

まんだら湯は昼3時から夜までで、結局、夜に、わたし一人で出かけました。

 

道智上人が開かれた城崎温泉。

一千日曼陀羅祈願をされ,湧いたというまんだら湯は「一生一願」の湯とあるのに惹かれました。

 

入り口に道智上人の像がありました。

 

岩田さんは、感動したわたしに、

「あんたは、一生一願やないやろ、

  一歩一願やろ」と、言うのです。

吹き出してしまいました。

 

お上人様、失礼をお許しください、と心の中で。

 

今までの旅行と大きく違うところは、旅館予約以外、

行きたいところ、店、買い物。すべて岩田さんがゆっくり決めました。

 

わたしは、行ったことのない、温泉寺、城崎美術館、ロープウェイに乗って、

山上まであがらず、温泉寺で降りたのは、私たち二人だけでした。

 

三十三年毎、三年と限定された、本尊十一面観音ご開帳とありました。

薄暗い寺の中を歩いていくと、目の真ん前に観音立像がありました。

 

なんという美しさでしょう。

 

天平時代の木像とお聞きしました。

 

ふいに涙が出ました。

 

観音様の表情は、全てを抱擁し見守ってくださるように感じました。

 

素晴らしいお出会いをいただきました。

 

千手観音立像、道智上人像も素晴らしく、感動しきりでした。

 

 

三十代に家族で来たときは、繁華街に近い庶民的な宿に泊まり、愛子さんと一緒に七湯巡りをして、

記念のしゃもじをもらいました。

最近では、てるみさんと、名物の蟹料理を食べに、小さな旅館に泊まりました。

 

その時どきの城崎は、いつも、ホッとくつろぎを与えてくれました。

 

今回は、何と言っても、西村屋さんに泊めていただいた感動が大きかったです。

 

岩田さんも年明けから、仕事が相次いでいましたし、わたしも、作陶に追われていました。

 

一服の旅行になりました。

 

 

帰り道。

 

「次は、雪のシーズンに、湯村温泉に行こうか」と言う岩田さん。

 

驚き、嬉しく、また、楽しみです。

 

そうそう。

豊岡の手前、電車のすぐそばの土手に

コウノトリが二羽。

あっという間でしたが、何か、ほのぼのしました。

 

長い報告におつきあい、ありがとうございます。

 

 

 

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