やっと書き上がりました。

 

韓国刺繍博物館長の許東華先生が、韓国で言う、忘百(まんべく)、

九十一歳になられた記念の論文集の文章が、今日やっと書き上がりました。

 

 文章を考え始めてからおよそひと月。

19年間の中の思い出とエピソードをどうまとめるか、ずっと宿題ができずにいるような感じでした。

 

先生から、いくつか、書いてほしいことをお聞きしていました。

10年間、連続で、李朝時代のポジャギや先生のオブジェとコラージュなどの作品をお借りして

川のほとりの美術館で展示ができたこと。

 

川のほとりの美術館の別棟のAnnは許東華先生の記念館として建てましたが、Annのこと、

先生へ何か、感謝の気持ちをと願って生まれた、「ポジャギ」の歌のこと。

 

A4サイズ、4枚以内、10ポイントで、ということですから、文を書いては削り、でした。

そもそも、何故、先生にお会いして、お借りできるようになったか、

といういきさつを抜きには書けません。

 

それには、19年前のお出会いから始まらざるをえません。

「わたしが」ということではなく、許先生と奥様のことを書きたい、お人柄を伝えたい、

思い出を羅列するだけではダメだと、行きつ戻りつでした。

 


先生にお出会いでき、たくさんのポジャギに出会い、

ポジャギのことをたくさん教えていただきました。

ポジャギが好きですが、書くにつれて、気が付きました。

 

ポジャギそのものよりも、先生ご夫妻が生涯かけてポジャギを収集され、

博物館を作られたその情熱と先生ご夫妻が好きだなのだと。

 

走馬灯のようにたくさんのことを思い出し、なんと幸せなことだろう、

と胸があつくなりました。

 

文章は、短く、たった一言、「心から感謝し、尊敬しています」

ということに尽きるのですが、長々と書きました。

これ以上でも以下でもない、思うままに書かせていただきました。

 

先生に、今、文章をお送りしました、とお伝えしたら、

すぐに、カムサハムニダと返信がきました。

 

ほっとして、しみじみ。

 

写真は、昨年、ソウルを訪ねたときのものです。

いつも温かく、やさしいお二人と一緒です。

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